日立GEニュークリア・エナジー(茨城県日立市)は25日、東京工業大学と共同で主に東南アジア向けの原子力分野の人材育成プログラムを開始したと発表した。この日、国営ベトナム電力グループ(EVN)が設立したベトナム電力大学(ハノイ)で、日立GEと東工大の講師による第1回の出張講座を開講したという。急速に拡大する電力需要を見据えて東南アジア各国が原子力発電所の導入を計画する中、必要となる人材の育成を後押しする。
昨年10月にハノイで行われた菅直人首相とグエン・タン・ズン首相の日越首脳会談で、日本はベトナムの第2原子力発電所計画のパートナーとなることが決まっている。ロシアが受注した第1原発と同じく中南部ニントゥアン省に建設される予定の第2原発は、第1原発から半年~1年遅れのスケジュールで進む見通し。
首脳会談での合意の条件の1つには「原子力分野での人材育成への協力」が掲げられており、日立GEと東工大のプログラムはこれに沿ったもの。日立GEは今年3月に発生した東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故を受け、原発の安全運転やリスク回避には専門的な教育・訓練を受けた人材を育成することが国際的に緊急かつ継続的に不可欠になっているとする。
昨年10月にハノイで行われた菅直人首相とグエン・タン・ズン首相の日越首脳会談で、日本はベトナムの第2原子力発電所計画のパートナーとなることが決まっている。ロシアが受注した第1原発と同じく中南部ニントゥアン省に建設される予定の第2原発は、第1原発から半年~1年遅れのスケジュールで進む見通し。
首脳会談での合意の条件の1つには「原子力分野での人材育成への協力」が掲げられており、日立GEと東工大のプログラムはこれに沿ったもの。日立GEは今年3月に発生した東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故を受け、原発の安全運転やリスク回避には専門的な教育・訓練を受けた人材を育成することが国際的に緊急かつ継続的に不可欠になっているとする。