相模原市保健所は30日、市内などに住む8人が肺結核を発症、11人が感染する集団感染が発生したと発表した。全員がベトナムからの20~30代の技能研修実習生だった。
保健所によると、昨年11月下旬に座間市の金属加工工場で働いていた30代の男性が肺結核と診断されたと届け出があった。男性は昨年8月に来日しており、保健所はベトナム国内の研修や工場などで男性と濃厚な接触があったベトナム人や日本人を検診。両市のほか東京都、埼玉県に住む7人が肺結核を発症、横浜市鶴見区などの11人も感染していたことが分かった。
発症者のうち2人は入院中だが重症ではないという。保健所は今後新たな感染が広がる可能性は小さいとしており、集団感染が同一感染源であるか確認するため、菌の遺伝子検査を進めている。
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